引っ越しした去年の8月に生地を買って、ほったらかしにしておいたのをついに重い腰をあげて。
ほったらかしておいた理由のひとつは、
ミシンがうざったかったから。
大家さんに借りたミシンは、もうびっくりするほど旧式。
マニュアルないのかなあ、とSingerのサイトを調べてびっくり。どうやらこのミシン、1922年に製造されたらしい。もちろん電動ではなく、
100%足踏みパワー。
それってイスラエルっていう国が建国される以前の、イギリスがこの土地を統治していた時代。第二次世界大戦や、ホロコーストなどよりずっと昔。なんて考えると、ちょっと感慨深いものもあります。
どこまでもレトロ
もちろんダウンロードできるマニュアルなんて存在しないので、とにかくそれっぽいクラシックミシンの写真を入手して、足踏みペダルと右の回転部分がどのようにつながるべきなのかを予測。
マーケットの近くの手芸屋さんで、「旧式ミシンのベルトはある?」と聞くと、長いのと短いのがあるというので、必要な長さに近い方を入手。あまりに古すぎてスタンダードサイズにあわないので、微妙な長さの違いは、自分で切って調節するしかなくて、これが結構固い革製のベルトで、切るのも再度つなぐのも大変。
ギルちゃんも手伝ってくれて、やっとなんとなくつながったので、ペダルを踏んでみると、ランダムに前に進んだり後ろに進んだりして、ぜんぜん縫える気がしない。
とにかく適当に糸を通して、一方向にのみ進むように右手で右の歯車を押さえつけながら足踏みペダルを踏む。ちょっと進むとすぐに引っかかって糸がからまる。しばらく前に着いている調節ノブっぽいものをずらしながら続けているとなんとなく真っすぐ縫えるようになる。
「返しミシンとかはできないのか?糸調子を合わせたりとか、間隔を変えたりとかはできないのか?」
それらしいボタンはその調節ノブしかないので、さらにそれをいろいろ動かしてみると、間隔が微妙に変わったり、いきなり後ろに進んだりはするのだけれど、どうやら正しくは機能しないらしく、真っすぐ縫うのに支障をきたすので、細かいことはあきらめて、
一本調子で前に真っすぐ縫う
ということだけを追求することに。
作ろうとしているものは椅子のカバーだし、それさえ出来れば問題がないといえばないし。
とにかく椅子のクッションをはかって、布を切って、印をつけて真っすぐに縫う。
最初は50センチ縫うごとぐらいに糸が切れたりいきなり引っかかったり、針が折れたりして、わたしも切れそうになったけど、一枚縫い終わる当たりで、なんとなくペダルを踏む足のリズムと、右手で調節する歯車と、布を進めるタイミングとかがあってきたらしく、切れずに長時間縫えるようになってきた。
しかし錆びているのか、もともとこういうものなのか、足踏みペダルやたらと重く、一定のリズムを保って縫っている様が、まるでバタフライで泳いでいるような感じで、やたらと腰に来る。昔の人は強いなあ。
まあとにかく、完成。
しかし、シンプルな機械って100年近くたっても使えるんだねえ。すごい。
すげー、レトロミシンすげー。
ReplyDeleteつか、ねーさん裁縫できるんすねぇ。
私だったらさっさと諦めてるわw(超裁縫苦手なんで)
でさ、いろんなもんを縫ったら皮ベルト緩んできちゃったよ。また切って短くして繋ぎ直さないといけない。
ReplyDeleteケチらずに買っちゃえば良かったかなあ。でも日本にもアメリカにもちゃんとしたいいミシンをもっているのに、さらにここで買う気にならねえ。。。
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ReplyDeleteあらまぁ、お洒落に変身していること!
ReplyDelete昔、ウチに古い足踏みミシンがあったので『まるでバタフライで泳いでいるような感じで、やたらと腰に来る』という感覚はよく解ります。
私最近全然ミシン動かしてなかったのに、ジーンズの裾上げでつかってみようとつい糸調子をいじってしまったら、もう引っかかるわぼこぼこになるわ、うまく落ち着くまで凄い時間かかって泣きそうになったの。ミシンって凄い繊細なのよね〜。
という苦労をした後のこのお話、熊子の忍耐に怖れおののきました。
引きこもりだからねえ。。。
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